戸塚小学校(大谷珠美校長)が児童数の増加、校舎老朽化により、建替対象校に選定された。今年度に基本構想が選定され、2023年度に工事着手を目指している。
横浜市は「市立小・中学校施設の建替えに関する基本方針」に基づき、1981年度(昭和56年)以前に建設した学校を、2017年度から建替を順次実施。▽校舎の築年数と面積を掛け合わせて算出する「平均築年数」▽最も古い校舎の築年数や児童数増加など――を選定基準としている。そうした複合的な要素を考慮した上で、今年度は戸塚小を含む市内6校を基本構想を策定する対象校とした。
マンション進出が背景
戸塚小学校は1873年(明治6年)に創立した区内最古の小学校。一方で都心へのアクセスなど交通の利便性の高い戸塚駅近くにあることもあり、住民が多く住んでいることから、児童数も951人と区内有数の規模だ(20年4月1日現在)。その傾向は加速しており、数年前から駅そばに大型マンションの建設ラッシュが進み、人口増が続いている。
今回の建替対象校に選ばれた理由はそこにある。市教育委員会によると、築60年を含んだ校舎があることに加え、一般学級が現在27のところ、5年後には33に、児童数も200人程度増加する試算があることを受け、決定に至ったという。
今後は地元の連合町内会などで構成される検討会で地域の声を反映する基本構想を策定。2023年度に工事着手、26年度の竣工を目指している。市は新校舎の概要、工事期間に仮校舎を建設するか否かなど、現時点ではすべて未定としている。「地元説明会を開くなどしながら説明していく。ご協力をお願いしたい」と市担当者。
大谷校長は「児童数は増え続けており、建替えによる新校舎は大変うれしいこと。ただ、工事の開始が予定されている3年後、本校は開校150年を迎え、記念行事などお祝いをしたい。タイミングは重要となると思う」と話している。
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