戸塚法人会館(上倉田町)でスペイン語などを教える「(一社)横浜スペイン語センター」が10月に設立25周年を迎える。会員300人以上が所属する同センターの林敏秀理事長は「コロナショックが大きすぎて、式典の開催などすべての計画がなくなってしまったが、一年一年しっかりと歩んでいければ」と思いを語る。
同センターは1995年に、横浜スペイン協会のスペイン語教室の戸塚分室として開設。翌年に分離独立し、「戸塚スペイン語教室」として会員181人、12クラスの語学教室として歩み始めた。「当時は定期的に開催する場所や事務所もなく、カバン一つに書類を持ち歩いていたと聞いています」と林理事長。
その後、2005年に戸塚法人会館会議室を定期開催場所にし、07年に事務局を開局。その後、12年に一般社団法人化し現在の名称となった。
5億人の話者
同センターは語学講座として月に3回のクラスと、スペインの文化や風土などが学べるクラスを月に1回開催(全44クラス)。そのほかスペイン料理講座やダンス、フラメンコギターなどを学ぶサークル活動、地域住民も参加できる外部講師を招いた公演会などを実施している。林理事長は「世界には5億人以上のスペイン語話者がおり、語学を学ぶことで公用語とする国の生きてきた背景も知ることができるのが最大の魅力」と話す。
コロナ禍で同センターでは3月から5月までを休校。現在は参加人数などを減らして講座を開いているが、10月25日開催予定だった式典は中止に。林理事長は「今年は東京五輪もあり、多くのスペイン語圏の方が訪れる特別な年になる予定だった」と話し、「今後は講座の質などを高めて、『気が付けば30周年』を目指したい」。
同センターでは現在10月開講クラスの会員を募集中。問い合わせは事務局【電話】045・861・4827へ。
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