県政報告 女性がいきいきと輝く神奈川へ 神奈川県議会議員 そがべ久美子
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の新会長に橋本聖子氏が就任しました。スポーツ界では全豪オープンでの大坂なおみさんの優勝が話題になるなど、数多くの女性の活躍がメディアを賑わせています。その一方で、ジェンダー・ギャップ指数での日本の評価は153カ国中121位、政治分野においては144位と低迷。
特に低い評価となった政治分野でいえば、日本の女性議員の割合は13・7%と世界でも最低水準です。世界と比較すると、欧州諸国では多くの国が30%を超え、OECD加盟国トップのメキシコに至っては約半数と世界との乖離を感じます。世界では「女性議員を増やす」というトップの強いステートメントにより女性参画に対するハードルが下がったことや、それに伴い産休や育休といった制度化が進み女性が社会で活躍しやすい環境整備が進んでいます。
性犯罪等の支援に奔走
私は県議会に選出されて15年目に入ろうとしています。議員活動当初、性犯罪・性暴力被害者のワンストップ支援に奔走した結果現在、かながわ性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援センター「かならいん」が設置されています。女性議員が少ないが故に届かなかった小さな声を逃さず、ひとり親家庭やこどもの貧困対策、仕事と家庭、子育て、介護の両立等女性が抱える諸問題に真剣に取り組んできました。
またこのコロナ禍において、女性の失業率が新たな課題となっています。飲食業や小売業など対面サービス業界で働く多くの女性の雇用が失われる結果となり、一時最大で74万人の職が失われたとの統計が出ています。加えて、一方的な労働時間削減で補償がなされていない方など、非正規雇用の女性の5人に1人が経済的な影響を受けたと回答。これはひとり親家庭の収入減、子どもの貧困など負の連鎖につながりかねません。今こそ政治の分野に女性の視点が重要な役割を果たし、男女の区別なく仕事や家庭を支えあえる社会の構築が急がれます。
私、そがべ久美子は今後もより平等な社会のために、そして持続可能な未来を創るために、女性がいきいきと輝き活躍できる社会の実現に向けて邁進します。
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