新潟県佐渡島を拠点として国際的に活動する太鼓芸能集団「鼓童(こどう)」の正式メンバーで、上倉田町出身の中谷憧(しょう)さん(22)が、5月16日(日)横須賀芸術劇場から始まる、同団40周年を記念した全国ツアーに参加する。
鼓童は1981年に結成され、これまで世界52カ国で公演を行ってきた太鼓芸能集団。伝統的な和太鼓演奏にとどまらず様々な音楽アーティストとの共演も行っている。
中谷さんは上倉田町出身で東戸塚小から横浜中学校・高等学校へ入学。中学1年から吹奏楽部、3年から和太鼓部に所属した。高校1年の冬、同じ吹奏楽と和太鼓部で憧れだった4つ上の先輩が大学の和太鼓部で披露した鼓童の曲に「見た瞬間、圧倒された」と中谷さん。以後鼓童の動画に熱中、魅了されていく。翌年5月、家族と佐渡公演に訪れ「演奏する姿を見て、これで行くしかない」と入団を志した。
狭き門を通過して得た佐渡での研修所生活では2年間、朝5時に起床、毎日7キロのランニングをこなし、太鼓や唄、踊り、笛などの基本技術を学んだ。その後1年間の準メンバーを経て2020年、晴れて正式メンバーに選ばれた。
屋台囃子と唄に魅力
現在、佐渡で寮生活を送る中谷さんは「中学からやってきたことが仕事になり毎日楽しい」と声を弾ませる。得意とするのは、代表曲「屋台囃子」などで演奏される、太鼓を寝かせて座って打つ打法と、民謡などの唄。吹奏楽の経験からマリンバなど打楽器にも取り組む。昨年はコロナ禍で上半期の公演はほぼなくなったが、何かできることをと配信公演やメンバー手作りのラジオ番組などにも挑戦してきた。「鼓童はいろんな可能性を広げられ、自分を成長させてくれる場所。いつか神奈川の民謡も唄えたら」と意気込む。
5月から始まる全国ツアーは代表演目に新曲を加え、鼓童の歴史を辿る内容。県内は22日(土)茅ヶ崎、23日(日)相模原の公演も。チケットは各種プレイガイドなどで販売中。
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