柔道や総合格闘技の国際大会で活躍し、4月から戸塚高校定時制柔道部のコーチを務める 伊左次 雄介さん 海老名市在住 30歳
「柔道で町を元気にしたい」
○…初の高校での指導に「強くなる方法だけでなく、礼節や思いやりなど、人として大切なことを伝えたい」と意気込む。24年に及ぶ柔道人生では、東京五輪の代表内定選手を打ち破り、優勝旗を手にしたことも数々。現在は指導者として「五輪に出場するかつてのライバルや後輩たちに負けず、自分も柔道の魅力を伝えたい」と週数回、戸塚に通う日々だ。
○…6歳で柔道を始め、小学校2年生のときに初めて全国優勝を果たす。「いつか五輪で金メダルを手にしたい」と中学生から親元を離れ、名門国士館での寮生活に。中学3年時に66kg級で全国優勝。高校生でジュニアの日本代表に選出され、世界大会で優勝も経験するなど、順風満帆な柔道生活を送っていた。
○…転機が訪れたのは、大学3年生の頃。ロンドン五輪の代表選考で勝ちきれず、出場権を逃した。高校の頃から尾を引いていたケガに悩み、長年の夢に終止符を打つとともに、以前から興味を持っていた総合格闘技に転向を決意。さらに「自分が活躍する場は他にもある」と競技だけでなく教員免許も取得。大学卒業後は、市内にあった五輪金メダリスト吉田秀彦さんの道場で指導者となり、その後は小学校の教諭も務めた。教え子に「努力の大切さ」を伝えるため、2年前には総合格闘技のアジア大会で優勝し、身をもって示してきた。
○…意外にも幼い頃はぬいぐるみが好きでよく集めていたとか。気が弱い性格を見兼ねた母からの勧めが、柔道を始めるきっかけに。競技人口が減少する柔道の未来を案じ、現在は海老名周辺で柔道教室を開くほか、ネットを使用した普及活動も行っている。「戸塚や海老名を中心に柔道を通して町を元気にしたい」と力を込めた。
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