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阿久和川の美化や清掃、鮎の遡上活動などを行う、上矢部まちづくりの会(二宮兼重代表)が、活動を開始して20周年を迎える。自然と景観の質の向上に寄与した団体などに贈られる「関東・水と緑のネットワーク拠点」に選出されるなど、外部からの評価も高い。
住民自身が暮らしやすいまちにするために取り組む施策をまとめた「上矢部地区まちづくりプラン」。戸塚区と地域住民が協働する形で1999年に検討が始まり、2001年に策定されている。その中で阿久和川をまちづくりに活用する「ウォークイベント」を企画し、開催。その後、参加した当時の上矢部小学校3年生が自主的に「AQUA隊」を結成し、同河川の清掃活動をスタートさせた。児童らは地域住民に参加を呼びかけ、それに応える形でプラン策定に携わったメやンバーが、02年に結成したのが「まちづくりの会」だ。
アジサイ植樹に注力
主な活動は、毎月第4日曜日同河川のトーヨー橋から五軒橋の間のゴミを拾う清掃だ。このほか熱心に行っているのが、かもめ橋と片曽橋間のアジサイと芝桜の植樹。アジサイは08年に250株の植樹から始まり、13年は30株、16年は20株、20年は30株、そしてこの2月にも30株を植えている。もう一方の芝桜は18年に168m、20年に60mを植え、いずれも季節になると可憐な花が咲き誇り、歩道を散歩する住民らの目を楽しませ続けている。また、02年からは同小学校児童や地域住民らが多数参加する「AQUAフェスタ」を毎年開催している。
こうした取り組みが評価され、(一社)関東地域づくり協会が16年に同会を「関東・水と緑のネットワーク拠点」に選出している。
鮎遡上復活を期待
また近年同会では、同河川に鮎を呼び戻す活動を熱心に続けている。08年には鮎が確認されていたが、二宮会長によると、県が下流の柏尾川の治水対策として河床掘削工事をした後、水路の勾配を安定調節するための段差を作ったほか、護床ブロックを設置。その後から遡上が確認できなくなったとしている。そこで、行政に対し、魚が遡上できる「魚道」設置を粘り強く働きかけてきたところ、県は柏尾川にかかる柏尾橋下流に「魚道」を18年に設置している。
同会が遡上を待っているうちに新型コロナの感染が拡大し、現在に至るまで調査がストップしてしまっている。二宮会長は「ただ、今月末には市が目視で調査をすることになっている。活動20周年の節目で本来ならお祝いの会を開きたいところだが、感染が止まったところで来年にでも盛大に行いたい」と笑顔で話している。
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