5月29日・30日に初のオンライン開催を行う明治学院大学戸塚まつり準備会代表 藤原 滉人(ひろと)さん 大和市在住20歳
まつりの存続を願う
○…明治学院大学の学生と地域住民の交流の場として、毎年行われてきた「戸塚まつり」。昨年は新型コロナウイルス流行のため中止となったが、今年はオンライン形式で開催。1年間、試行錯誤を繰り返し、3年生として戸塚まつり未経験の1、2年生をまとめ上げる。「今回、開催しなければ23年積み上げてきた歴史が崩れてしまう。自分たちが下級生につなげなければ」と強い責任感で準備を進める。
○…ステージ発表や地域住民などによる持ち込み企画、模擬店が行われてきた戸塚まつり。今回は、これまで参加した団体などに声をかけ、歌やダンスの事前収録や生放送で配信するほか、まつりの1つとして、学生が区内の飲食店などへ行くおでかけ企画も別日程で予定。コロナ下でも地域住民や商店との交流を模索する。「初めてのことで、現段階でも反省点は多いが、住民の方から『今年はやるの?』と声をかけられた。やるからには全力を尽くします」
○…小学生でサッカーを習っていた頃、練習や試合よりも、ボール磨きなど試合前の”準備”が好きだった。「イベントの前には必ず、みんなが面倒に思う仕事が伴う。僕はそれをやることに楽しさを見出してた」とはにかむ。中学時代もその気持ちは変わらず、卒業式の椅子並べをするために、毎年クラス代表を務めるほど。その”準備好き”もあって、大学に入学し、すぐに戸塚まつり準備会に。
○…これから就職活動も控え、「準備会の経験を生かせたら」とイベント会社を検討しているとか。「まずは、目の前のことをやり遂げたい。地域の方と直接お会いできないが、まつりが忘れられてしまわぬよう、一目でも見てほしい」と話す眼差しは力強く、まっすぐ前を向く。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|