サブカルチャー色の強いライブハウス「ネイキッドロフト」が、横浜駅西口の相鉄ムービル3階に9月17日、都内から移転オープンする。
2004年に外国籍住民が集住する多国籍タウンである新大久保にオープンして以来、「実験劇場」として型にとらわれないことをめざし、トークや音楽イベントなどを開催し続けてきた。しかし入居ビルの老朽化や、新型コロナ感染症の拡大によるキャパシティーの制限などもあり、出演者や利用者から惜しまれつつも、20年12月末日をもって営業を終了した。
今回、新大久保時代のライブハウスの気配も引き継ぎつつ、160年間外来文化を受け入れてきた港町「横浜」で新たなスタートを切る。同ライブハウスの担当者は「いつか神奈川にオープンしたいという気持ちがあり、めぐりあわせの中で実現することができた」と話す。
「カルチャーを次の世代へ」
移転先は、JR横浜駅西口から徒歩3分の相鉄ムービル。映画館やライブハウス「サムズアップ」「ミントホール」が入居しているアミューズメントビルの3階。店名もネイキッドロフトから「NAKED LOFT YOKOHAMA」へと改称した。
同ライブハウスの担当者は「コロナ禍で、従来の社会全体が揺らいでいる今、文化・芸術の存在意義が改めて問い直されている。決してライブシーンの灯を消すことなく、カルチャーを次の世代につないでいきたい」と願っていた。
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