戸塚区で50年の歴史を持つ総合建設会社大洋建設(株)のグループ企業が9月16日、都内で記者会見を開き、近畿・北陸地方で野球の新リーグ設立を発表した。
今回発表したリーグ名称は「日本海オセアンリーグ」。一般的なプロ野球(NPB)から独立した、各地方の球団が地域密着で戦う独立リーグ・ルートインBCリーグ。この西地区に所属していた富山、石川、福井、滋賀の4球団が同リーグを脱却し、新たに設立したものが日本海オセアンリーグとなる。
設立者は大洋建設のグループ企業であるオセアン(株)=西区=の黒田翔一CEO。もともと関わりのあった横浜DeNAベイスターズに、滋賀球団出身の山本祐大選手が移籍したことをきっかけに同球団スポンサーとなり、昨年チーム名称をオセアン滋賀ブラックスへと変更。黒田CEOの拠点も滋賀へと移し、球団社長としてこの1年チーム運営や強化に奔走してきた。そうした中で、拡大しすぎたリーグに北陸球団と関東球団との格差がコロナにより明確になったことで、今回のリーグ設立を決めたという。
記者会見では各球団代表が集まり、新球団の試合数(年間50試合)や運営方法(試合を週末に集約)、選手の給与底上げ、質の高い配信サービスの提供などが語られた。また、野球好きで知られるお笑いコンビ「マテンロウ」のアントニーさんとYouTubeで「トクサンTV」を配信する徳田正憲さんがサプライズ登場し、「注目している。面白い選手がたくさんいる」(アントニーさん)「野球ファンとしてワクワクしている」(徳田さん)とコメントするなど、新リーグへの盛り上がりが感じられる内容となった。
横浜市とも交流を
オセアングループとして横浜市との接点については、「直接的にはなじみが少ないが、横浜市民は北陸三県を足したくらいの人口がいる。大洋建設の黒田憲一社長も富山県高岡市出身で、富山県人会の会長を務めるなど、横浜は日本最大都市として北陸にご縁がある方がたくさんいると思う。そういった方にふるさと野球を応援してもらいたい」とコメント。また、今後横浜市との交流については「選手や指導者の交流、横浜市内での大会の実施はもちろん、横浜にもたくさんある北陸地区出身企業(特に工業、食品関連)へのセカンドキャリアのアピールをしたい。また交流、物産展等、スポーツシーンをコラボレーションしていきたい」と展望を示していた。
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