環状3号線が戸塚町の日之出橋交差点から北西に向かって新たに開通し、国道1号下り線と接続する(地図参照)。開通は3月24日(木)午後2時。これにより、磯子区の国道16号から国道1号下り線が1本の道でつながる。
今回開通するのは延長1020mの区間。うち本線約740mは4車線。国道1号接続支線約280mは2車線となっている。
開通に合わせ、環3金井公園入口交差点から日之出橋交差点区間は2車線から4車線に変更。国道1号沿いの歩道の拡幅や歩道橋も新設される。
これまで環状3号線から国道1号にアクセスする車は、カーブが多い住宅街を通る道などが利用されており、今回の開通で周辺地域の生活環境の向上が期待される。また横浜市によると、市内から湘南方面への連絡強化や移動時間の短縮も図れるという。
1991年には事業の認可がすべており、約30年かけて用地や整備がされてきた同区間。一時は、事業費の確保ができず工事が滞ることもあった。市の担当者は「長い期間迷惑をおかけした。ようやく下りが開通するが、上りとの接続工事が今後も続くので引き続きご協力を」と話した。
また、近隣住民からは小学校の通学路の交通量の減少や国道沿いの歩道の拡幅への期待の声が上がった。一方で、「国道1号の接続付近はカーブが続き、自動車がガードレールに衝突する事故が度々ある。合流車も増えれば危険度は増すのではないか」と心配の声も上がっている。
戸塚・瀬谷間の整備予定
市内中心部に向かって放射状にある道路同士の接続を向上するため、1969年に横浜市で都市計画決定された環状3号線。環状2号線と4号線の間を通り、磯子区杉田から都筑区佐江戸町をつなげる計画となっている。これまでに市内南部は磯子区から戸塚区の日之出橋交差点までが開通しており、北部の瀬谷二ツ橋町から都筑区までの区間は、中原街道と重複。戸塚から瀬谷間は時期は未定だが、今後事業化され、用地整備が進められる予定だ。
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