政府は3月21日夜、東京電力管内に初めて「電力需給ひっ迫警報」を発令した。幸い停電は回避されたものの、私たちは改めて節電の重要性を認識することになった。戸塚区でエコ啓発活動に取り組む団体、とつかエココーディネーター協議会の高嶋威男会長に、家庭で直ぐにできる省エネ方法を聞いた。
3月16日、福島県沖で発生した地震の影響により、東北・東京エリアの火力発電所が一部停止していること、22日、東日本で悪天候により真冬並みの気温が予想され、電力需給のひっ迫の恐れがあること--を主な要因に、発令されたのが今回の警報。戸塚区でも大型商業施設「トツカーナ」は、機関室のファンを止めるなど、支障がない範囲で電力をストップ。「西武東戸塚S.C.」は外部ネオンの消灯、バックヤードの電気半減などの対応に追われた。
LED電球を推奨
高嶋会長は、家電の使い方の工夫が省エネに直結すると指摘する。特に「冷蔵庫、照明器具、テレビ、エアコンがポイント」とする。この4機器で家庭の年間電気使用量の4割を占める試算があるという。初期費用はある程度かかるが、照明器具はLEDの切り替えを促す。「白熱電球は60W(ワット)、電球型蛍光ランプは12W。それに比べてLED電球はわずか6Wで済む。電気料金をおさえられ、節電にもつながる」と話す。安易に使いがちなドライヤーは、一番強い風量だと1キロWにもなるという。「濡れた髪はバスタオルでよく拭き、2番目の強さで乾かすことを勧めたい」。エアコンの室温の目安を、夏は28度、冬は20度とし、小型の送風機で室内の空気を循環させながら使うことがベストとする。また、「冷蔵庫は余分なものを捨て、整理すればよく冷えるので設定温度をおさえられる。テレビは大きな電力を消費する。視聴する時だけつけてほしい」と語る。同会ではこううした身近な省エネ手法を紹介する「キャラバンエコ講座」を実施。希望者には訪問で対応する(問い合わせ【携帯電話】080・5040・6855)。高嶋会長は「W数が測れるメーターの貸し出しもする。地球温暖化抑止につながる省エネに、みんなで取り組みましょう」と語った。
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