発達障害がある、あらゆる世代の"居場所"を提供する(一社)ぴぐまりおん(久保川有紀代表)が4月から、同障害児を育てる保護者を対象にしたサロンを開始。同じ境遇にいる人たちの情報交換ができる場が新たに誕生する。
4月17日(日)から月1回で開かれる「ぴぐまりおん おしゃべりサロン」では、発達障害児を育てる保護者が、子育ての中で感じる悩みや不安を語り合うことで、心の負担を軽減してもらうことが目的。久保川代表は「当事者同士の情報交換、先輩たちからのアドバイスを気軽に聞けるサロンにしたい」と話す。
放課後通所を担う
ぴぐまりおんは2012年、久保川代表が友人と設立。当時同代表らは発達障害児を育てていたが、市の放課後等デイサービスが未整備だったことから「授業が終わったあとの子どもたちの居場所が必要」と考え、活動を開始した。当初は小中学生を対象としていたものの、市が障害児通所支援事業を本格的に着手すると、利用者は減少。役割を終えることに。その後、中高生の学習支援、社会人の余暇支援へと対象を広げ、16年には一般社団法人化とした。
運動を取り入れる
具体的には、毎月第3日曜日に上倉田地域ケアプラザで指導員を招いてストレッチなどを行う「スポーツぴぐまりおん」。第4日曜日には毎回1万歩以上をゆっくりと楽しみながら歩く「ウォーキングぴぐまりおん」を開催中だ。久保川代表は「社会人となって体を動かす機会がない人や、一人で遠出ができない人たちに参加してもらい、社会的な刺激を与えられればと願っている」と語る。
今回のサロンは、そうした障害者支援の一環だが、保護者に重点的にスポットを充てたのは初。SNSの時代だからこそ、対面で感じられる温もりを大切に伝えていきたいという。
サロンは午後1時から3時。参加費1000円(菓子・飲み物付)。会場はぴぐまりおん(戸塚町143の4 富士開発第2ビル4階)。問い合わせは久保川代表【メール】pygmalion280401@gmail.com
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