名瀬町在住の生亀香珠彩(いきかずさ)さんが主将を務める横浜平沼高校かるた部が5月、競技かるた全国大会の県予選団体の部で優勝を果たした。同部では現在、7月に行われる近江神宮(滋賀県)での全国大会に向けて練習に励んでおり、生亀さんは「進んだからには全国優勝を目指す」と意気込みを語る。
競技かるたとは「百人一首」を用いたゲームで、先に自陣の札がなくなった方の勝利となる。生亀さんは小学5年生のころ、兄の練習姿に興味を持ち、同競技を開始。同じ年には地域のかるた会に通い始めるが、中学ではかるた部の創設がかなわなかったため、強豪として知られる平沼高校へ進学を決めたという。
同校のかるた部には現在40人弱が所属。「集中力だけでなく、体力や体幹も必要」と競技かるたの奥深さを語り、部内では筋トレも行う。今回進出した「かるたの甲子園」と呼ばれる全国大会では、過去にベスト8の成績を持つ常連校だ。
同大会団体戦は5人一組のチームが同時に対戦を始めて、3本先取した方の勝利となる。今年は1次予選に県内31校が出場。勝ち上がった8校で2次予選を行い、神奈川県は優勝と準優勝のみが全国大会への切符を勝ち取る狭き門だ。
「勝てると思わなかった」
現在高校3年生の生亀さんが初めて主将を任されたのは、昨年冬の大会。その際、他校に圧倒的な力の差を見せつけられ惨敗したことを契機に、部一丸となって鍛錬を重ねてきた。
1次予選は難なく突破、8校が対決する総当たり戦の2次予選に進んだ。「最後の桐光学園戦が山場だった」と生亀さん。相手の俊敏なプレースタイルに苦戦するが最後まで競い合い、札がお互い残り1枚ずつとなる「運命戦」にまで持ち込んだ。粘り強く戦う姿勢で周囲を励まし、他部員の3本先取で優勝を果たした。
優勝した瞬間について「部員やコーチが駆け寄ってきて、みんな泣いていた」と振り返り、「冬の大会時点では勝てると思わなかった。実感が全くない」。全国大会については「主将の勝ち数で、勝敗が決まってしまうこともある」と緊張感をにじませる。それでも全国優勝への意思は強く、部内では夏休みなどを利用して大会に向けた強化練習も行うという。
全国大会は7月23日(土)に近江神宮で行われる。
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