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戸塚区・泉区版 公開:2022年6月16日 エリアトップへ

転勤・単身赴任 妻の会 フォーラムで交流促進 リアルな悩みを共有

コミュニティ社会

公開:2022年6月16日

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参加を呼び掛ける石橋さん
参加を呼び掛ける石橋さん

 上倉田町の「フォーラム(男女共同参画センター横浜)」で夫の転勤や単身赴任によって、社会交流の喪失やキャリア形成に関する悩みを持つ妻同士の交流会が行われている。活動を主催する石橋法子さん(保土ケ谷区在住)は「同じ悩みを持つ人同士、少しでも交流の時間になればうれしい」と当初から変わらない熱意を語った。

  ◇  ◇  ◇ 

 開かれているのは「転勤族・単身赴任の妻の会」。上倉田町のフォーラムを会場に年4回行われている。テーマを決めず、机を囲みざっくばらんに話すのが主な活動内容だ。新居や生活環境の問題だけでなく、仕事や地域との交流が継続できず、自信喪失や悩みを抱え込んでしまうという。石橋さんは「誰かと話す機会や、交流する機会が本当になかった」という自身の経験から、近況報告から情報共有まで会話を重視する。

 また単身赴任の夫を持つ人の参加も歓迎する。自身が転勤族を経てから単身赴任の妻となった中で、父親の不在時の子どもへの接し方や住宅購入などリアルな問題を話せる仲間の必要性を感じたからだ。

自分に向き合う時間 提供次回は7月6日

 石橋さんは結婚を機に出身地の神戸を離れて以降、「転勤妻」に。各地を転々としたことで社会参加が難しくなり、育児にも追われる生活に思い悩んでいた。そうした中で2015年に転勤先の仙台で行われた転勤族の女性向け交流会を知り参加。同じ状況の人が悩みを話し合える機会に感動したといい、すでに横浜への定住が決まっていたことから「引っ越したら自分でもやってみよう」と決意。16年に横浜に移り住み、翌年からママ友と協力し、フォーラムでの活動を始めた。

 また、仙台にいたころ看護師として働く中で、心理学に興味を持ち独自に勉強を始めた。現在の会ではその知識を活用しながら、参加者の悩みをより明確にし、今後の生活のヒントにつなげることもあるという。

託児所が決め手

 拠点にフォーラムを選んだのは、託児所が併設されていることが決め手。会に参加中は、育児や子どもから離れて自分のことを真剣に考えられる時間を設けるためだ。

 石橋さんは交流会を経て悩みごとが解決したり、精神的な不安を取り除けた人の「卒業」も何度か目の当たりにしてきた。しかし転勤に悩む新たな参加者がいることから、会のニーズを感じているという。今後はオンラインでの開催も視野に入れており「全国の同じ境遇の人に参加してもらえたら」と展望を語る。

 次回開催は、7月6日(水)にフォーラム(上倉田町435の1)で、午前10時から正午。参加費無料。事前予約は不要だが、託児所を利用する際は4日前までに同施設「子どもの部屋」(【電話】045・862・4750)に申し込みを。

 問い合わせはフォーラム【電話】045・862・5058。

フォーラムでの交流会=写真提供
フォーラムでの交流会=写真提供

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