20年以上にわたりチャリティー活動を行い、東日本大震災への支援も継続的に続ける 金子 健一郎さん 下倉田在住 61歳
「させていただく」支援を
○…炊き出し団体や子ども食堂などへの寄付に始まり、被災地への支援活動を20年以上にわたり継続。現在は空き缶のプルタブを集めて車椅子に換え、必要とされる場所に提供しており、年内には昨年の熱海土石流の被災地にも届ける見込みだ。「自分なんか」と謙遜し、仲間たちの協力があってこそだと強調。「支援するという言葉が嫌い。”させていただいて”るんです。小さなことしかできませんが、できる限りは続けたい」
○…きっかけは今年33歳になった息子の誕生だった。「極小未熟児として生まれ、先天的に心臓が悪く、弱視と難聴があった」。これまで気が付かなかった障害者への壁の数々に何かしたいと思うように。自身は車の販売・修理会社を経営。カスタムトラックを展示するイベントも全国的に開催しており、その際に「社会的弱者への支援ができるんじゃないか」とチャリティーを始めた。
○…12年前に、会社の倉庫が全焼。事業存続も考えるなか、2週間後に控えた宮城県でのイベント中止を伝えたが、「現地の人に『資材など用意するのでぜひ開催を』と言われ、さらにカンパまでしてくれて。感動して会社をやめられなくなっちゃった」。だからこそ半年後に発生した東日本大震災には胸を痛め、「一生をかけて恩返しをしなければ」と直後から物資集めに奔走。現在も活動を続けている。
○…下倉田生まれ下倉田育ち。妻、息子、娘の4人暮らしで、「娘が犬を欲しがって」と近々新たに家族が加わる予定だ。戸塚消防団の第7副分団長も務め、「みんな仕事を犠牲にしながら頑張っている。ぜひそれを知ってほしい」と力を込める。好きな言葉は「仲間」。「自分一人では何もできないですよ」。そう言って笑った。
〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>