神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区・泉区版 公開:2022年12月8日 エリアトップへ

戸塚地域療育センター 発達障害の相談増 続く 待機期間長期化が課題

社会

公開:2022年12月8日

  • X
  • LINE
  • hatena
通園部門のスタッフ
通園部門のスタッフ

 戸塚・泉区内に在住する0〜小学6年生までの発達障害児などを支援する「戸塚地域療育センター」。近年、同障害への相談が増加を続けており、利用申込から初診までの待機期間が長期化している。横浜市も現状を把握しており、改善に向けた取り組みに着手している。

 同センターでは、肢体不自由、発音がはっきりしない構音障害への対応も行っているが、多くは発達障害への相談だ。実際、2017年度は517人だったのが、19年度は558人、21年度は596人と増加を続けている。初回の電話相談(利用申込)からほぼ2週間以内で面接までは進むものの、初診までの期間が長期化している。

 担当者は「未就学児の利用申込数が増えていること、専門的に診断できる医師不足が要因」と話す。センターには常勤医師が1人。非常勤医師のほか、状況に応じて開業医の紹介も行うが、対応が追い付いていないのが実情。市内計8カ所ある他の療育センターも同様という。

 市はこうした現況を踏まえ、初回面接後から速やかに支援を開始するため、保護者が専門職から子どもとの遊び方や関わり方のサポートを受けられる体制の強化や、専門職の人材確保や育成、相談場所の増設を進める予定だ。

190人が通園

 戸塚地域療育センターでは、発達障害の重さなどにより、数カ月に1回通う外来と、児童発達支援センターなどへの通園に対応を分けている。支援センターには現在、2〜5歳の190人が通う。保育士や児童指導員が付き、1グループ6人程度で療育を行う。

 担当者は「初回面接は2週間で受けられるようにしたい。保護者に寄り添った対応を心がけていく」と語る。

 問い合わせは【電話】045・825・1181。

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

保護猫活動じわり広がる

泉区在住・伊藤さん

保護猫活動じわり広がる

緑園で23日 第1回譲渡会

11月21日

廃棄ナスが“カレー”に変身

舞岡小学校6年2組

廃棄ナスが“カレー”に変身

23日農業まつりで販売

11月21日

地域のため「力尽くしたい」

泉区連会・馬場会長

地域のため「力尽くしたい」

叙勲受章祝賀会に200人

11月14日

がんセンターと共同研究

横浜薬科大学

がんセンターと共同研究

「漢方薬」の分野で協力

11月14日

泉区全中学に「紙ペン」寄贈

日本生命

泉区全中学に「紙ペン」寄贈

障害者支援の意義も

11月7日

自転車「ながら運転」に罰則

自転車「ながら運転」に罰則

改正道交法が施行

11月7日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 9月19日0:00更新

  • 7月25日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook