豊田中学校バスケ部キャプテンとして15歳以下の冬季全国大会に出場した キング 太(たい)さん 豊田中3年 15歳
悔しさ糧に次の目標へ
○…1月初旬、バスケットボールの全国大会「ジュニアウインターカップ」に関東で唯一、公立中学校で出場した豊田中。キャプテンとしてチームをけん引した。しかし、1回戦敗退という結果に「積極的なプレーでチームに勢いを与えられなかった。本当に悔しい」と唇をかんだ。
○…両親、兄、姉、家族全員がバスケ経験者の家庭に育ち、小学校低学年で地元のミニバスに所属。数々のチーム指導経験を持つ「コーチに学びたい」という思いもあり、豊田中に進学した。現在身長165cm。長身の選手と相対した際に「抜き切れない」技術力の不足を感じたことが、人生で初めて経験した挫折だという。そんな時にもコーチが寄り添い、ドリブルの強化と積極的な自主練によって克服した。実は、県予選決勝で下した横浜ビー・コルセアーズU15にも所属。しかし「コーチを全国に連れていくため」、大会は同中学校選手として出場。目標を達成した。
○…兄はビーコルで活躍するキング開選手。家では、兄をはじめ家族が練習に協力してくれるという。取材中、バスケ部の仲間から声をかけられると「恥ずかしい」と照れたり、「理数系の勉強は苦手です」と渋い顔をしたり、バスケ以外で見せる表情は中学生らしい。学業と両立しながら青春をバスケに費やす中、リフレッシュ方法の一つは「格闘技を見ること。実はちょっとやってみたい」。
○…部活を引退した今は、筋トレや食事など基本を見直しながら、ひたすら個人練習に励む。「汗を流せば流すほど、うまくなるのが楽しい理由」と笑顔。今後の夢は、「バスケ日本代表として世界に出ること、プロの舞台で兄と戦うことの2つです」とまっすぐな眼差しで語った。
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