ガッツ市政政告【13】 関東大震災から100年のいまだからこそ備えを 横浜市会議員 坂本勝司
トルコ・シリア地震で5万人以上の方が亡くなられました。家族や家を失うなど、支援を必要とされる方は数百万人の子どもを含む2300万人に上ります。心からお悔やみとお見舞いを申し上げるとともに、一日も早く支援体制が整い、復興に向けて歩みだせることを願います。
日本は今年で関東大震災から100年です。日本最大級の災害として10万5000人の死者・行方不明者の被害がありました。12年が経つ東日本大震災は死者・行方不明者が2万2312人、いまだに3万1438人が避難生活をしており、避難の長期化が大きな課題になっています。過去の大災害を教訓に、いつ起きてもおかしくない首都直下型地震や南海トラフ巨大地震等を見据えた防災・減災の取組みは、横浜だけでなく日本全体で意識を共有した上での対策が必要だと思います。
在宅避難の必要性
地域では防災拠点の充実化が必須で、町内会、消防団などの連携、広報、防災教育など、安心を守るための取組みも重要です。ただ人口の多い横浜市では、防災拠点に頼りすぎることは拠点の機能停止をも招きかねません。マンション防災対策、在宅避難対策など、災害後の生活を防災拠点だけに依存しない環境づくりや、防災意識、物資、避難食や水などの用意がどれだけ行えるかが課題であると思います。
また、近年激甚化・頻発化する台風・豪雨災害等が、日本各地で被害をもたらしています。本市においても、令和元年の台風15号や、局所的な集中豪雨等の記録的な暴風・大雨により、多くの被害が発生しました。金沢区の護岸・道路などの損壊や崖崩れ、高潮による産業団地への浸水被害などは、記憶に新しいことと思います。
戸塚区においても、崖崩れや柏尾川周辺の内水氾濫などがあり、引き続き風水害対策が重要な課題になっています。市民の生命・財産を守るために、今後も議会にてあらゆる視点からの対応策を議論して参ります。
横浜市会議員 坂本勝司
〒244-0003 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町3890
TEL:045-869-0702
TEL:045-864-8568
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