相模鉄道(株)は4月、来夏のゆめが丘大規模集客施設(泉区)のオープンにあわせ、ゆめが丘駅のリニューアルを行うと発表した。環状4号線原宿交差点から車で約10分の位置にある同駅。都心と直結した相鉄線や大型商業施設は戸塚区民にとっても関心事になってきている。
相鉄グループの統一コンセプトに基づいてレンガの外壁を採用するほか、同施設とつながる屋根を設置、一体感を創出する。雨天時にも駅から濡れずに施設と行き来できるため、利便性は高い。
今回発表されたのは、ゆめが丘駅の内外装のリニューアルのほか、新改札口の設置、トイレの全面改修、ホームへの雨の吹込み対策工事、ホーム上家鉄骨の新塗装。
トイレの改修では多機能トイレを拡充し、女性用にはパウダーコーナーも設置。年齢や障害の有無を問わず誰もが利用しやすいよう配慮された「ユニバーサルデザイン」を採用。完成は来夏予定。
統一コンセプトで
デザインは統一性を重視。ネイビーカラー車両の導入のほか、緑園都市駅や二俣川駅、いずみ野駅のリニューアルで取り組んできた「デザインブランドアッププロジェクト」に沿うもの。同プロジェクトには「くまモン」の生みの親でクリエイティブディレクターの水野学さんがデザインの総合監修に携わっている。
来夏に大型集客施設
ゆめが丘駅は1999年3月の開業から24年が経過。駅前では現在、相鉄グループが来年夏の開業を目指して大規模集客施設の工事を進めている。同施設は「ゆめが丘から生まれるローカルライフ」をコンセプトにしており、複合映画館や食品スーパーなど140店の店舗を予定。
また、今年3月東急直通線が開業。都心への乗り入れに加え、新幹線停車駅の新横浜駅へのアクセスが向上し、ゆめが丘駅は戸塚区民にも利便性が非常に高くなっている。地元市会議員は「横浜医療センター経由でゆめが丘駅へつなげるのも一案。横浜市と連携しながら進めていきたい」と話している。
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