チャンスを創る! 横浜市会報告 硬式野球やりたい中学生応援 横浜市会議員 鈴木太郎
メジャーリーグで大谷翔平選手が大活躍する一方、小中学生の野球人口は激減しているようです。全日本野球協会によると、小中学生の野球人口は2007年の66万4415人が、20年には40万9888人へ。この減り方は少子化の7〜8倍のスピードとのこと。
戸塚区周辺では、小中学生が硬式野球をプレーできる場所が減っていく方向です。
旧深谷通信施設では各チームが独自に整備したグラウンドが多数あるものの、これらも横浜市の跡地活用計画によると、硬式野球で利用できるグラウンドの数は減る見込み。
野球人口が減っているからグラウンドが減るのか、グラウンドが減っているから野球人口が減るのかはわかりません。しかし、中学生のうちから硬式野球に親しみ、高校野球で活躍したいと願う子どもたちにとっては厳しい環境です。横浜市内には、数々の中学生硬式野球クラブ・チームがありますが、中には練習場所となるホーム・グラウンドを木更津方面に設けて毎週アクアラインで通っているチームもあると聴いています。
金井第二遊水地の活用
そのような課題がある中、先日開催された戸塚区議員団会議で神奈川県から「金井第二遊水地」の整備について説明がありました。柏尾川流域は水害のリスクが高いエリア。これまでも河川改良や遊水地の整備など治水対策を講じてきましたが、近年では線状降水帯の発生など激甚化が懸念されています。
そこで県は、これまでの時間あたり降水量50ミリ対応から、10年に一度の発生確率である60ミリに対応できるよう更なる治水対策を進める方針。現在ある金井遊水地に加え、第二遊水地の整備に取り掛かっています。
こうした状況を踏まえ鈴木太郎は▽豪雨対策を講じることは重要。その上で県予算を投じて10年に一度の災害に備えるならば、平時の有効活用も進めてほしい。硬式野球をやりたくてもやる場所が限られている中学生にチャンスを創るべき▽そのために遊水地の上部利用として硬式野球が出来る利用方法の検討を、と訴えました。
これに対し、県、戸塚区ともに前向きに検討していく旨の見解を示しました。今後の動向を見守っていきます。
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