横浜市薬剤師会(坂本悟会長)は1月10日、能登半島地震の被災地支援のため、災害時対策医薬品供給車両(モバイルファーマシー)を派遣。横浜薬科大学(俣野町)で出発式を行った。
同車両は発電機や水タンクを搭載し、自立して調剤業務ができるほか、薬剤師宿泊のため簡易ベッドやトイレも備える。横浜市と市薬剤師会、横浜薬科大学の共同運用で2019年2月に導入され、今回が初めての災害出動となる。
石川県から日本薬剤師会を通じて要請を受け、第一次派遣として4人の薬剤師が同車両と四駆の乗用車で出発。能登町の宇出津(うしつ)を拠点に活動している。現地の医療チーム(DMAT)から受ける処方箋を基に調剤し、宮城県や福岡県など各地の薬剤師会と連携しながら避難所を巡回しているという。
14日に第二次派遣と交代、以降も4泊か5泊で入れ替えながら派遣を継続する。坂本会長は「現地は刻一刻と変化し、土砂崩れなどで、きのう通れた道がきょうは通れなくなることもあった。自分たちが被災しないよう気を配っている」と現場からの報告を説明した。
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