川上北小学校で先ごろ、創立55周年の記念式典が開催された。全校児童約570人と教員らが体育館に集まり、節目を祝った。
同校はコロナ禍で学年を横断した行事や地域との交流機会が減少。今回の55周年式典は、コロナ禍以前に実施した50周年式典に唯一参加した現在の6年生が司会進行を務め、後輩たちに学校や地域を思う気持ちをつないでいく目的で執り行われた。
式典では、55周年に際して6年生が取り組んできた学習の成果が発表された。1組が東戸塚地区センターと協力して開催した段ボール迷路や、3組が行った同校と周辺地域に関するアンケートの結果発表に他学年は耳を傾けた。また、2組が制作した記念のキャップアートが公開されると、会場は大きな歓声と拍手で包まれた。
最後は児童全員で「ありがとう川北」を斉唱し、温かな雰囲気で式典は幕を閉じた。
工藤然理(しかり)校長は「6年生が目に見える形で、学校や地域への大好きの気持ちを表してくれた。55周年を機に、後輩たちがその気持ちを受け継いでくれれば」と話した。
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