戸塚町で薬局を営む遠藤好彦さん(45)がこのほど、アンプティサッカー(切断障害者サッカー)の全国大会で6連覇を達成した。今月末には日本代表の選考会も控え、代表の主将を務めたこともある遠藤さんは「いろいろな面でチームに貢献できたら」と語る。
アンプティサッカーは事故や病気などで足や腕に切断障害がある人が行う7人制サッカー。
遠藤さんは東京を拠点とするチーム「FCアウボラーダ」に所属し、5月25日、26日に大阪で行われたアンプティサッカー全国大会(コパ・アンプティレオピン杯)に臨んだ。6チームでグループリーグ、決勝トーナメントを戦い、アウボラーダは大会を通じて13得点無失点という強さで大会6連覇を果たした。
MFとして攻守に活躍した遠藤さんは「チャンスはあったのに得点できなかったのが悔しい。でもチームが勝てたことがなにより」と笑顔で振り返る。
グラウンドの内外で貢献
遠藤さんは小学生時代から高校までサッカーに親しみ、大学に入学した春にバイク事故で右脚の太ももから下を切断。35歳の時に同競技に出会い、再び汗を流している。
利き足の左脚が残っていたこともあり、すぐさま選手として輝きを取り戻すと、日本代表にも選出。22年トルコW杯では主将を務めた実績もある。今月末には12月のアジア大会に向けた代表選考も行われるという。
「自分の強みは視野の広さと運動量。それとチームの調和での貢献かな」と遠藤さん。海外遠征では本業の薬剤師としての力を生かし、チームメートの体調管理にも一役買っている。
最近ではチーム練習を泉区のフットアールフットサルフィールド横浜泉(上飯田町)で行うことも。遠藤さんは「より多くの人に競技を知ってもらえたら」と話す。
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