泉消防団の団長にこのほど、これまで副団長を務めてきた奥津直行さん(65歳)が就任した。団員471人を束ねる奥津さんは「区民のためにも消防団全体の安心・安全をつくっていきたい」と抱負を語る。
「とにかく夢中だった」
もともと塗装業を営んでいた奥津さん。「当時は消防団に入るのが普通だった」と20代後半で入団した。
35年以上に及ぶ団員人生のなかで特に印象に残るのは、入団して10年が経ったころに経験した、中田地区の材木店が全焼した火災。材木に次々と火が移り、燃え広がるなかで、鎮火まで一日中放水し続けたという。「(水を出すことに)とにかく夢中だった」と当時を振り返る。
全ての技術を共有
「『水を出す』という作業でも、実は意外と難しい」と語る奥津さん。効率化のため団員間で放水作業を分担しているが、各々が全ての放水技術を身につけられるよう、技術を共有する機会をこれまで以上に設けたいと力をこめる。
日々進化していく機材を理解したり、女性団員を積極的に増やしたりなど、これからも時代の変化に対して臨機応変に対応していくことが大切だと語る。「消防団長となってからも、まだまだ学ぶことがたくさんある。ずっと勉強」
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