戸塚駅東口駅前広場でのバス交通の混雑緩和対策の一環として、同広場発着の県道瀬谷柏尾道路方面を運行するバス路線が7月1日から、西口の戸塚バスセンターに移転した。
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バスによる東口駅前広場の慢性的な混雑を改善させることが目的。戸塚区や戸塚駅周辺地区の連合町内会長や事業者などで構成される「「住み続けたいまち・みちづくり連絡協議会」が対応策を練った結果、同広場への発着本数を減らすこととし、神奈川中央交通に協力を要請。7月1日から、県道瀬谷柏尾道路方面のバス路線7系統をこれまでの東口6番乗場の発着から、西口の戸塚バスセンター4番乗場発着へ移転した。
経路変更を受け「矢部町」「戸塚駅東口」には停車しなくなった。運行本数は変わらないが、走行距離が若干長くなったことから、発着の時刻が数分間遅くなっている。区担当者によると、「バス利用者から『生活の時間を変えなければいけなくなる』との声があった」という。
バリアフリー化へ
区によると、東口6番乗場跡は今年度中に工事を完了させ、タクシー乗車場を新設する方針。このほか、バス・タクシー降車場としても活用していく考えだ。
今回の対策は、混雑緩和のほか、バリアフリー化の観点からも有効といえる。横浜市営地下鉄戸塚駅から現タクシー乗車場に向かうには、エスカレーターを使用した場合、3回乗り継がなければ到着しない動線だが、6番乗場は戸塚駅舎に近く、シニア層や足の不自由な人などには使い勝手がよくなるメリットがある。
上倉田交差点も
区は、西口を含む戸塚駅周辺の混雑緩和対策を進行中だ。東口では、「戸塚駅前の通り」の交差点付近にバリケードブロックを設置し、駐停車禁止のゾーンを明確化。これにより大幅に駐停車は減少している。また「上倉田」の交差点の渋滞対策にも着手。上倉田交差点は栄区方面に向かう右折車が列を作ってしまうことから、今年度中に右折専用レーンを延伸し、車両の流れをスムーズにする方針だ。
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