泉区在住の入内嶋周一さんが代表を務めるアマチュア劇団「劇団年輪」が7月28日(日)、64回目となる公演を戸塚公会堂で行う。演目はオリジナルの戯曲『Half〜白と黒じゃない〜』。現代ファンタジーを銘打つ今作は、AIやデジタルの脅威を題材にする。
「『きゅうりが食べられないなんて人生半分損してるぞ』『じゃあお前の人生の半分はきゅうりなのかよ』という、劇団員同士のかけあいが今作のシナリオのもとなんですよ」――。
戸塚区・泉区で活動を続け、49年目を迎えた劇団年輪。高校生など若い団員も多いなか、毎年夏の公演にむけて稽古に励んでいる。今作は記憶を無くした男女6人の物語。彼らは果たして真実に近づけるのか――。
「演劇はエンターテインメント。同じパターンじゃつまらない」と語る入内嶋さんは毎回、歌やダンス、プロジェクションマッピングなどさまざまな試みを行っている。年輪では「見てくれた人が笑顔になる劇をつくる」という思いから、創立以来ハッピーエンドにこだわってきた。「昔からやってきたことも大切にしつつ、常に新しいことをやっていきたい」
戸塚公会堂で公演
今年から団員に加わった大学生の関綾奈さんは、本公演が人生初舞台。「皆さんと同じ舞台に立てて光栄。負けないように頑張ります」と抱負を語った。
同公演は午後2時30分開演。全席自由で大人900円、小学生500円。チケットなど詳細は入内嶋さん【電話】045・812・5689へ。
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