横浜市アマチュア無線非常通信協力会の会長に就任した 五木田 寛さん 緑園在住 75歳
趣味の力を地域防災に
○…災害時に被害状況の報告や救護要請など、情報伝達を担う横浜市アマチュア無線非常通信協力会の会長に就任。市内18区にある各支部の所属会員985人を統率する本部は、緊急時に地域と行政をつなぐ要だ。2年前に50周年を迎えたことを受け、会長として掲げる目標は「本部の役割、業務に見合った組織体制など、見直しと再構築の1年」と明確だ。
○…「当時は趣味の王様と言われてたからね」。大流行の波に乗り高校生でアマチュア無線の免許を取得。「三日三晩寝ずに交信したよ。いろんな国の人と話せて楽しかったなあ」と懐かしむ。ただ仕事に結婚・子育てと生活が忙しくなり完全に無線から離れた時期も。40代前半に活動を再開してからは「趣味を地域のために役立てたい」と通信訓練への参加や地域防災拠点でのデジタル簡易無線機の指導に注力してきた。
○…本部役員になったのは10年前。毎年秋に、横浜赤レンガ倉庫前広場で行う防災フェアで、モールス信号に興味のある女子小学生と出会い「幼い子どもが通信技術に親しむ様子に感動した」。また、現在は養成講座の講師としても活動。一時は携帯電話の普及で無線機離れが進んだが、現在受講者の中には若い世代の姿を見ることも多い。「無線人口はちょっとずつ回復傾向にある」と声を弾ませる。
○…最近の趣味は筋トレ、ウォーキングそして4人の孫の成長。「孫の1人がパソコン好きでね。いろいろ機材をあげたんだよ」とようやく同じ系統の趣味を分かち合えそうな予感に笑顔。昨年の法改正で、資格者の監督下であれば誰でも交信を体験できるようになった。「デジタル人材の育成支援も会の役割の一つ」。これからの時代に思いを馳せる。
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