意見広告・議会報告
県政報告 146 県民の不安を無視するな 神奈川県議会議員 北井宏昭
先月の県政報告「ワクチンの情報を知りたい」について。県民が求める「不安に対する情報の提供」に対する知事からの回答がありましたので再度ご報告いたします。
このたびの新型コロナワクチンは、国から本県へ3750万回分が配布されましたが、接種されなかったものが598万回分にも至りました。それがどのような理由で拒否されたのか、との問いに対し知事は「副反応に対する不安も一因と考える」との答え。
しかし、県民が今後のワクチン接種を判断するにあたり、厚労省からの情報が少ないため「不安に対する情報」を本県から提供すべき、との問いに対しては「国が行うべき事項」として「ワクチン効果とリスク等に関する更なる研究や情報提供を国に要望する」という2年前と同じ回答。県当局には、国からの情報が足りずに県民の不安が尽きないのであれば、さらなる奮闘と、国に進展がないなら本県が対応するよう求めました。
次に茅ケ崎市内にある県の衛生研究所について。ここは知見が豊富で優秀な専門研究員たちが様々な研究を行い、基幹地方感染症情報センターとして有益な情報公開を目指すとしています。コロナ禍でも、変異株モニタリングや全ゲノム検査・抗体保有状況調査を実施。ゆえにワクチンの不利益も認識していると察します。だからこそ同研究所からの評価を公開せよ、との問いにも「それは国の役割」と回答。これに私は「同研究所はR4年度決算でも県が11億円を支出する県民のための機関であり、県民の不安をスルーしてはならない」と訴えています。また報告いたします。
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