「子どもたちに祭りの楽しさを」――。そんな思いをもって戸塚区原宿地域で活動する有志団体「若葉会」(鈴木寿郎会長・47歳)。浅間神社の世話人や町内会の子ども会をつなぐ役割を担いながら、9月7日(土)に開催する同神社の宵宮(よいみや)の準備に奔走している。
つながりを守り
「神社の世話人組織でもなく、町内会組織でもない。だからこそ自由に動ける部分がある」。そう話すのは若葉会の鈴木会長。「原宿地域は国道1号の工事で分断されてしまった。けれど、地域のつながりは守りたいという思いがあったそうです」と小宮裕国副会長は30年前に会が発足した当時を推し測る。
現在のメンバーは11人。発足した世代から第二世代にバトンが移り、三役を担うのは30代〜50代。「若葉会は独立した組織だけど、人的には世話人や消防団も兼ねている。だからどこにも話をしやすいというのはある」と鈴木会長は会について説明する。
「今できることを」
同会は神社清掃などにも取り組みながら、地域の親子の交流の場づくりにも注力。「子どもは無条件に大事なもの。未来につながるものだから、そのために今自分たちができることはやりたい」と鈴木会長。
浅間神社の祭礼の前日9月7日の宵宮も子どもたちが楽しめることを大事にし、飲食やスーパーボールすくいなどのゲームは採算ぎりぎりに。昨年からは原宿商店街松栄会も賛同している。宵宮は午後5時から8時30分まで。
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