1年半で10倍に
戸塚区東俣野町の佐藤ゆかさん宅でこの夏、南国のバナナが実をつけた。沖縄県から通販で買ったという「銀バナナ」は当初30センチほどの苗だったが、昨年3月に植えてから冬を越え、今では3メートルほどにまで成長。シンボルツリーのような存在感を放っている。
「もともと沖縄とか、南国の雰囲気が好きで庭にもいろいろ植えてみてるんです」と佐藤さん。自宅の庭ではバナナのほかにパッションフルーツなども育てているという。「沖縄で食べたバナナが美味しかったので、子どもたちの食育も兼ねて育ててみようと思ったらこんなに大きくなるとは」と笑顔で語った。
育て方はインターネットで調べて肥料を与え、農薬は使わずに手探りで育てた。「雪の日に葉が落ちちゃって心配したけど、春にまた元気になってくれた」。一方で、虫などに悩まされることなどもなく、水やり以外はほとんど手をかけたわけではないという。
バナナは緑色のまま収穫し、室内で熟成させるという。「子どもたちと一緒に食べるのが今から楽しみ」と佐藤さんは声を弾ませた。
「冬越すの難しい」
市南部農政事務所(戸塚区)の担当者によると、「市内でもハウスでバナナを育てているという例はあるが路地ではほとんど聞いたことがない。また、花までは咲いても、冬を越せなくて実をつけるのまでは難しい」という。「戸塚で育ったなら、よほど陽当たりがよかったんでしょう」と話した。
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