神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区・泉区版 公開:2024年10月17日 エリアトップへ

現役高校生の視点から 「日本の性教育を変えたい」 公文国際学園 生徒3人

教育

公開:2024年10月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
「日本の性教育を変えたい」

 公文国際学園(戸塚区小雀町)3年の男子高校生3人が運営する性教育団体「セクテル」。それぞれが海外にルーツを持っており「日本の性教育を、日本に合ったより良いものに変えていきたい」という思いで、活動している。

きっかけは違和感から

 3人は、具体的な避妊具の使い方や生理の知識など、性をタブー視する日本の風潮に違和感を覚えていたという。アメリカ人の父を持つ瀬戸真明空(マーク)さんは「授業としての性教育も、一方通行に教えられることがほとんど。自分事として捉えている人は少ないと思う」と話す。

 きっかけは昨夏、同校で行われた性教育の第一人者・岩室紳也氏の講演。失敗談や人間関係におけるマナーから、性教育を展開する岩室さんの講演に瀬戸さんは心を動かされた。

 そこで、「まずは学内の性教育を変えたい」とボランティア活動を企画。友人の福田大治郎さんと本久碧さんにも呼びかけると、海外在住経験のある2人も賛同し、メンバーに加わることに。

 本久さんは「海外の性教育とは質や量が全然違う。国民全体の意識の問題なのではないか」と分析する。

「大人も改めて考えて」

 今夏にはクラウドファンディングで制作費を募り、痴漢防止キーホルダーを制作。また9月末には札幌市に赴き、高校生に、ディスカッションなどを交えた性教育を実施するなど多方面に活動の幅を拡大している。

 瀬戸さんは「現役高校生が話すと、同じ世代が耳を傾けてくれる。僕たちだから伝えられることがある」と話す。その上で、福田さんは「若い人が持つ情報は常に変化する。性教育の教材をどう扱うか、大人も改めて考えてほしい」と訴える。

 海外の大学進学を考える3人は今後、国外の性教育の実態調査などにも取り組むという。瀬戸さんは「自分たちの卒業後も、現役高校生の視点で活動してくれる後輩をつくることも目標の1つ」と語った。

戸塚区・泉区版のローカルニュース最新6

イベントで観客圧倒

超小編成マーチングチーム

イベントで観客圧倒

東戸塚地区センで披露

11月21日

「テニピン」に挑戦

戸塚町地域交流施設

「テニピン」に挑戦

11月23日 子ども対象

11月21日

障害者知識を普及

戸塚区小雀町小林さんのフラ

障害者知識を普及

12月7日 横須賀市で披露

11月21日

歴史楽しむまつり盛況

戸塚区

歴史楽しむまつり盛況

三宿のジオラマ展示も

11月21日

「周辺地域の魅力を広く」

ゆめが丘ソラトス

「周辺地域の魅力を広く」

公塚館長インタビュー

11月21日

性教育通じ、「命の大切さを」

舞岡町在住・高野さん 性の知識が不十分な子どもたちが増えている

性教育通じ、「命の大切さを」

戸塚中で全校生徒に講演

11月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 9月19日0:00更新

  • 7月25日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook