県政報告 150 闇バイトへの人材供給を断て 神奈川県議会議員 北井宏昭
昨年11月の県議会・決算特別委員会で私は、激増する若者の犯罪に対し「対策を強化しても、手口は巧妙化し、被害者は増加。同時に、使い捨てになる若者も増加という悲しい状況が続いている。ならば犯罪グループに若者を送り込まない取り組みを強化すべき」と提言。その後、県警も県教委も対応を強化するものの、私は効果がまだ十分とは言えない状況と考え、さらに強化拡大すべく、その取り組みをご報告いたします。
若者のリアルを
私は、保護司でかつ龍谷大学・犯罪学研究センターの嘱託研究員である廣末登氏と昨年夏から交流を開始。以来、政策提言へのアドバイスをいただいております。同氏は、独自ルートで複数の闇バイト経験者との面談を経て、昨年7月『闇バイト〜凶悪化する若者のリアル』を出版。さらに、今年9月には学校図書向けの『本当に危ない闇バイトの話』も監修。同氏は「若者の犯罪対策は待ったなし。無知・無関心は犯罪を増幅させ、闇組織の温床になる」と警告し続けています。
その廣末氏を先月、私は神奈川県庁に招き、県警本部および県教育委員会の担当者らとの意見交換の場をセット。そして闇バイトに加入する若者が抱えている問題や傾向、生活環境、さらに、楽に金を稼ぎたいなどの勤労意識や承認欲求、そして加入ルートなど「若者のリアル」について意見を交わしました。今後も、具体的な施策に反映させられるようフォローして参ります。
最後に私から「事件が減って警察が暇になった」と言われるくらい力を入れて行きましょう、と申し述べました。
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