フェリス女学院大学(小檜山ルイ学長/泉区緑園)と横浜富士見丘学園中学・高等学校(永川尚文理事長・校長/旭区)が先ごろ、学習・音楽など文化活動や、両校の施設利用を通じて相互交流を促進する協定を締結した。異年齢の生徒と学生の触れ合いにより、新たな”学び”を深めることが狙い。
昨年創立100周年を迎えた同学園は、昨年度から一層高いレベルでの教育を提供しようと、学習内容の見直しに着手。地域の大学と学習面や文化面での連携を模索していた。そんな中で同大は、英語をはじめさまざまな語学教育に取り組むほか、音楽やボランティア活動などにも力を入れていることもあり、協定が実現した。
交流内容を検討
締結後は、富士見の中高校生がキャンパスに赴き、講義や講座へ聴講者として参加。一方フェリスの学生は、中・高の授業の講師を務めるほか、楽器の演奏を披露することなどが検討されているという。
同大での調印式には、小檜山学長と永川理事長が協定書の署名し、交換した。小檜山学長は「手厚い教育が特徴の当大学で、皆さんによい学びを提供したい」と話した。永川理事長は「中高大が協力することで、新たな学びの機会創出を相互に構築したい」と語った。
横浜富士見丘学園は2023年11月には、横浜薬科大学(戸塚区)と協定を結んでいる。
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