横浜中田ジュニアマーチングバンドのコーチとして子どもたちを指導する 下向 有佳さん 中田南在住 41歳
成長する音を見守り続け
○…学校主体の活動から「地域」に移行して2年目の横浜中田ジュニアマーチングバンド。コーチとして週に3〜4日、指導を続けている子どもたちがこのほど全国大会の出場権を手にした。願いは「子どもたちが音楽の素晴らしさを体験し、それを伝えること。愛されるバンドであってほしい」。それゆえ楽しむことを大事にし、「一生懸命やってこそ、充実した楽しさを経験できる」。
○…小学生の頃は自身も中田小マーチングバンドに所属。「上級生がかっこよくて、私も絶対に入る!って。すごく楽しかった思い出」。当時のメンバーは今もつながる仲間だ。中高では吹奏楽部に入り、短大を出てからは社会人マーチングに。「いろんな楽器やマーチングの経験は今に生きてるかもしれない」
○…指導に携わるようになったのは4年前。3年生になった次男が入部したのがきっかけ。運営の人手が少なかったこともあって、歯科衛生士として働きながらもバンドを手伝うように。役割を少しずつ任され、いつからか指導の中心を担うように。「ただただ、母校のマーチングを残したくて」。一方、中田小はかつて全国大会に連続出場した時期もあり、期待や重圧も大きい。昨年は悔しい思いもした。「市内他校のレベルも高い。大会結果が出なかったとしても、ダメだったというわけでは決してない」
○…支えとなっているのも子どもたち。「成長する姿が楽しい。毎回元気よく来てくれて、こちらが元気をもらう」。練習中ですら子どもたちの演奏に鳥肌が立つことも。そんな日常は「夏を過ぎるとあと半年、年が明けたら3カ月しかない」。その一方で、「3月の最後まで気が抜けないですけどね」と笑う。日々成長する音を、心から楽しんでいる。
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