南戸塚地域ケアプラザ広報紙でコラムの連載をはじめた 程塚 明さん 平成横浜病院 院長 68歳
地域医療をチームで支え
○…戸塚区の平成横浜病院で院長を務める一方、南戸塚地域ケアプラザの協力医も務める。脳神経外科医として同所の広報紙「みなみとつか」で不定期にコラムの連載をはじめた。これまでに2回の連載が行われ「認知症と生理的なもの忘れの違い」などを執筆。コラムを通じて、物忘れと認知症の「正しい理解を広めていきたい」という。
○…埼玉県出身。医師を志したきっかけは、小学3年生の時の長い闘病経験。「死ぬかと思った」と振り返る重病だったが、奇跡的に回復。医療への「恩返しがしたい」と感じた。その後、大学時代から30年以上を北海道で過ごしながらさまざまな病院に勤め、多くの患者を担当。関東に戻ることが決まると、「転勤先でも診られるよう、自分宛への紹介状を書き続けましたね」と笑う。
○…医師としての大きな転機は、数年前に医者仲間に誘われてはじめた在宅医療。「病気を治すには家よりも病院が一番だと思っていた」。しかし認知症の患者が自宅の治療に切り替え、見違えるほど明るい表情になったのが印象的だったという。「病院だけでなく、ケアマネジャーや訪問介護員らとのチームプレーで地域医療を動かすことが大切」といい、平成横浜病院でも在宅医療部門の拡充に注力する。
○…約4年前の院長就任時、医師会の会合で「平成さんって何をやってくれるの?」と聞かれたことに驚いたという。「長く戸塚にあるのに、あまり地域に知られていない現状を変えていきたい」と思いを語る。なかでも毎年秋の地域交流祭は地元と繋がる大切な機会と感じ、今後は子どもだけでなくシニア層も楽しめる企画を立てていくという。「地域と連携しながら、時代に合わせて柔軟に変化し続けられる病院を目指したい」
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