平戸小が平戸小と相互に理解を深める--? 戸塚区の横浜市立平戸小学校(若色昌孝校長)の5年3組が「総合的な学習の時間」を活用して、長崎県平戸市にある平戸小学校の児童と交流を温めている。1年を通じて長崎の平戸の特色を学習し、集大成として児童たちは集めた情報を模造紙にまとめた。2月1日まで東急プラザ戸塚に展示中だ。
昨年5月から始まったこの取り組み。若色校長が児童たちが自主的に学びを深められるきっかけを提供しようと、長崎県にも平戸小学校があることを伝えた。これに5年3組の33人の児童が呼応。まず自らが住む地域を調べるため、町内会長を教室に招き、歴史などを聞き取り。夏休み明けからは、長崎県の平戸小学校について知ろうと、「児童数は?」「委員会活動は?」などの質問書を郵送し、回答を得た。
平戸市については貸与されているタブレットのインターネットでさまざまな情報を収集し、入力していった。年明けからは10チームに分かれ、蓄積した情報を模造紙に書き込むまとめ作業に。グラフィックデザインを仕事とする保護者が講師となり、”多くの人に見てもらうための手法”として「写真の使い方」「文字の大小でメリハリ」「キャッチコピーのつけ方」などを指導した。
給食でもコラボ
そして、▽スイーツ・地魚・ジュース・和牛を紹介する「特産品」▽城・橋・温泉を紹介する「観光スポット」▽キリスト教との関係を紹介する「宗教」▽2014年に寄付金が日本一となった「ふるさと納税」などのパネルを完成させたほか、平戸市出身の力士・平戸海の等身大パネルも作成した。2月1日(土)までは東急プラザ戸塚1階で、3月4日(火)〜13日(木)までは西武東戸塚S.C.7階ファーストブリッジに展示される。
このほか、互いの名産品に親しむ企画として、1月29日に戸塚区の平戸小は「ちゃんぽん」を、長崎の平戸小は「サンマーメン」を給食に食べる。同日両校の児童がオンラインで会話もする。
児童からは「パネルを見てくれる人に上手く伝えられる工夫を学べた。ここまで本当にできるのか不安だったが、実現できてとっても嬉しい」とのよろこびの声があがった。この取り組みをけん引してきた渡邉勘教諭は「有意義な授業を行えたのではないか。いつか子どもたちに平戸市に遊びに行ってもらえたら」と笑顔を見せる。
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