創立30周年を迎える(一社)横浜スペイン語センターの理事長を務める 松崎 一夫さん 戸塚区原宿在住 74歳
言語を学び、文化を深く
○…戸塚駅近くの戸塚法人会館で活動を続け、今年30周年を迎える(一社)横浜スペイン語センター。入門から上級者まで幅広いレベルのスペイン語講座を開講しつつも、法人の目的は語学学習のみにとどまらず、スペイン語圏の文化を深く理解することが主眼。同法人で理事長を担い、「共通の趣味を軸にできた仲間との時間が何より。生涯学習としてもおすすめ」と呼びかける。
○…一般的な語学教室とは異なり、会員による自主運営で活動を続けてきた。「みんなでお金を出し合い、ネイティブの講師の先生に授業をしてもらっていたのが始まりのようです」。330人の会員から役員を選出し、組織全体を運営している。自身も2017年に入会し、3年前から理事長に。「いわば自治会みたいなもの」。講座を新設することもできる柔軟さで会員のニーズにも応えながら、歴史を紡いできた。
○…スペイン語圏とのゆかりは銀行員時代に。民主化して間もないスペインや中南米に11年間勤務していた時期があった。「恥ずかしい話ですが、宗教の知識もなかった」。それから30年ほどのブランクを経て、戸塚駅近くで活動する同センターを知り、足しげく通うように。現在は「いま中南米で何が起きているか」をテーマにスペイン語でディスカッションする講座も楽しんでいる。
○…語学学習は言葉の意味を学ぶだけでなく、「その国の背景を理解するツールとすると奥深い」。実際に、文化や美術、料理などさまざまなジャンルを楽しむ講座があるという。会員の中には学習を生かしてスペイン旅行などを楽しむ人も少なくない。「あの当時から数えて40年くらい行けていない。改めて行ってみたいですね」と思いを馳せる。
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