理科離れ防止に新クラブ 日立OBが立ち上げ
(株)日立製作所の元グループ社員らが講師となって、理科やものづくりの楽しさを子どもたちに伝える日立横浜理科クラブ(平塚重利理事長/以下、クラブ)がこのほど、発足した。4月24日に行われた開所式では、7月から区内の地区センターで「ふしぎ発見理科ひろば」と称した教室を開催する計画等が発表された。
子どもたちの理科に対する興味や関心の低下が指摘される昨今、同社ではグループの各事業所や研究所の博士号取得者、技術者、ものづくりにかかわるエンジニア、OBらがボランティアで講師となり、小・中学生らに理科の楽しさを伝える教室やイベントを国内外で開催している。茨城県日立市に2009年に設立した日立理科クラブ、また栃木県栃木市や静岡県静岡市で地域の小・中学生向けに開催している理科の教室等が例として挙げられる。
実験で好奇心育む
今回のクラブ発足もその取り組みの一環。クラブは戸塚町216にある(株)日立製作所の敷地内に開設された。講師は、同社OBで構成される会員31人が務める。初年度はまず、7月から区内6カ所の地区センターでイベント「ふしぎ発見理科ひろば」を開催する計画。独自に手がけた教材を基に、モーターやヨットなどの原理や仕組みの説明から模型作りまでを行い、実験を多用することで子どもたちの好奇心を育む。
副市長「ともに歩みたい」
4月24日に同社で行われたクラブ開所式には、行政関係者や市会議員、PТA、会員ら約60人が出席した。
来賓の鈴木伸哉副市長は理科離れが叫ばれる現状に寂しさを感じていると話し、「(理科離れ防止には)座学だけではなく、実験を通して真実を追求する環境づくりが重要。将来的には学校の授業との連携の可能性もある。ともに歩んでいきたい」とクラブが担う役割への期待感を口にした。
日立理科クラブの佐藤一男代表理事はクラブの設立経緯や、日立理科クラブと日立市等が連携した取り組みを例に挙げ、「このクラブの特徴を生かして、今後、素晴らしい教材を創り上げてほしい」と激励した。
平塚理事長は「地域への貢献を第一として、まずは地区センターとの連携による夏のイベントを成功させ、その後、皆さまのご要望に応えていきたい」と決意を表した。
クラブへの問い合わせは【電話】045・390・0025。http://www.fushigi-rika-hiroba.com
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