市政報告 東戸塚駅の混雑解消と安全対策 横浜市会議員 中島光徳
9月29日決算特別委員会局別審査において、都市整備局に対して、継続的に取り組んでいる東戸塚駅の混雑解消と安全対策について質問いたしました。まず昨年度JR東日本と共同で行った、東戸塚駅の混雑状況についての調査結果に関して。市からは「朝のピーク時間帯では1時間で約1万3千人が乗車し、特に大船方面の階段付近が最も混雑。その先のホームは比較的空いている状況。また夕方のピーク時で1時間で約7千人が降車しており、多くの利用者がエスカレーターに集中し、30m以上の行列ができていることが判明した」と答弁がありました。
新たな昇降施設を検討
さらに今回の現状調査の結果を受け、混雑緩和のためにどのような検討をしたのか質問し、市からは「利用者がホーム上の特定の場所に集中する傾向が判明。混雑を分散し、平準化するための新たな昇降施設の検討を進めている」との答弁がありました。
湘南新宿ライン快速停車の見通しについては、JR東日本に要望し、JRからは、速達性とシステム改修の課題もあり、現時点では湘南新宿ライン快速の停車実現は困難であると聞いています。「JRとしても東戸塚駅の混雑対策が必要であるとは認識しております。要望の趣旨を踏まえて、今後の旅客流動の状況を見ながら、引き続き検討を行う」との見解でした。
歩行者通路の確保とエスカレーター高速化
また、すぐに実現できる方策と中長期的に対応すべき課題を整理しながら取り組むべきと訴えました。すぐに実現できると考えられる対策として、「ホーム上の一部を着色し歩行者通路を確保する」案と、夕方のエスカレーターの行列解消のための「エスカレーターの高速化の早期導入」を検討するよう、JRに提案。現在、JRが具体的な工事方法の検討を行っています。今後も引き続き、湘南新宿ライン快速の停車をJRに対して粘り強く働きかけていくとともに、中長期的な課題として昇降施設の増設など、並行して検討していくと答弁がありました。
最後に安全性の確保について要望し、安全性の確保は鉄道事業者としての当然の責務だと考えますが、多くの利用者があり、市民の安全確保という観点から、市としてもしっかりと課題を認識しながら時間的なメリハリをつけ、東戸塚駅の安全対策に取り組み、関係各局へ呼びかけるよう要望しました。今後も東戸塚駅の混雑解消と安全対策に取り組んでいきます。
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