低学年の部で県3位となった横浜ジュニオールサッカークラブ総監督の 新宮 敬太さん 吉田町在住 31歳
人間力を養うために
○…「ここまでの結果を出すとは思っていなかった。まだ育成段階で勝利だけを求めているわけではなかったので結果がついてきて素直に嬉しい」。横浜ジュニオールSCは1月から2月にかけて行われた第41回神奈川県少年サッカー選手権の低学年の部で、450チーム中3位に輝いた。「結果を出すだけがサッカーではない。もし勝つだけを目的にするのであればその方法はある」と落ち着いて話す。「サッカーの本質を学び楽しいと思って前向きに、のびのびプレーしてくれれば」と先を見据えた。
○…埼玉県出身、埼玉栄高等学校を経て、日本体育大学を卒業後、サッカー部の顧問に今のクラブを紹介された。しかし、ここまでの道のりは平坦なものではなかった。「前のクラブの責任者が急に亡くなって」。その当時はクラブ存続の危機にさらされたという。「子どもたちは財産。そのためにも練習する環境をなくさないように努力をした」。ごく最近の出来事のように振り返る。監督を務めていて大変なことは昔と変わらず環境を整える事。数限られたグラウンドを多くのクラブチームが利用するので、グラウンドを確保する事にも一苦労だ。
○…趣味は漫画を読んだりすることで、最近では「ワンピース」がお気に入り。他にも最近では忙しくて時間が取れないが、ロックの音楽フェスティバルなどに行くのも楽しみの一つ。仲間とフットサルをするのもストレス解消になっている。小さい頃は常にボールを追いかけていたサッカー少年だった。現在は子どもが3人いて全員がサッカーをしているのだとか。
○…今はNHK杯に焦点を当てて練習を指導する。しかし、チームの指針はぶれずにリラックスしてプレーをさせて、「できるかできないかということよりも、やるかやらないか」。選手がそんな選択を自身ですることができるように「人間力」を鍛えるサッカーの指導に熱を入れる。
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