戸塚区出身の歌手・千葉山貴公さん(39)が、きのう22日にアルバム「追憶と再生と」をリリースした。同作品は、2013年に亡くなった横浜のシンガーソングライター・ジュンイチローさんのカバーアルバム。男女の恋模様を描いた「港のスナック鴎II」、「砂時計」や、横浜の情景を描いた「ヨコハマ・ブルーライト」、デュエット曲「ふたりのヨコハマ」など10曲を収録している。
「特に思い入れが強い」というのは、初めてのCD化となる「鴨池橋にて」。JR鴨居駅そばにある実際の橋を舞台に、夫婦の日常のワンシーンを描いた曲だ。「実際に現地に行き、生前のジュンイチローさんと奥様が過ごした幸せに思いを馳せてきた。心して歌わせてもらっている」と話す。
今も根強いファン
ジュンイチローさんは1984年に歌手デビュー。市内のカラオケスナックを地道に巡りつつ、着実にファンを増やしていった。50代半ばで病に倒れ亡くなる直前までライブを行った姿は多くの人に感銘を与え、いまも根強いファンがいる。
そんな彼の曲を歌うことになったのは、あるコンサートでジュンイチローさんの妻と知り合ったのがきっかけ。「夫への深い愛情が伝わってきた。夫の曲を歌ってくれないかと依頼され、すぐにお受けした」と語る。一昨年にはジュンイチローさんの「さよならの手をふるように」をカバーした(本アルバムにも収録)。
今回のアルバムも、ジュンイチローさんの妻からの応援があったという。「気高い魂を持つ『孤高の唄人』。アルバムを通して彼の思いを伝え、また僕自身の作品としても広めていければ」と語る。
地元コンサート
千葉山さんが出演するイベントが9月19日(水)に戸塚区民文化センターさくらプラザで開催される。カラオケ参加できる「発表会」は午前10時30分から(参加費6000円、弁当付)、コンサートは午後5時から(指定席3000円)。まつざき幸介さん、平岡チカさんが出演する。問合せ・申込みは横濱歌會【携帯電話】080・1152・6721または千葉山貴公事務局【携帯電話】070・6973・6898。
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