柏尾地区連合町内会とグループホームひかり横浜戸塚、ローソンが協同し、県営柏陽台団地前(同ホームひかり駐車場)で9月6日、13日、20日、27日(いずれも金曜日)に移動販売を行う。午前11時から正午まで。
同連合町内会のエリアは高低差が多い地形の上、住民の高齢化が進んでおり、食料品などの買い物がしづらい人が多い。こうした現状を踏まえ同連合町内会では、5年ほど前からスーパーやコンビニエンスストアで地域内で移動販売をしてくれる企業を探していた。しかし、企業側から「収益の見通しが立たない」とされ、実現に至らなかった。そんな中2018年1月、「イオン戸塚店」が建替えのため休業。さらに買い物をすることが困難になっている人が増えていた。
ニーズの高まりが背景
そうした現状を踏まえ、柏尾町にあるグループホームひかりから今年5月、地域貢献の一環として、連合町内会に「ローソンが移動販売をしている。仲介ができる」との話があった。同ホームの運営会社が川崎市麻生区でもグループホームを展開しており、そこで同様の取組を実施していることを踏まえたものだった。
ローソンでは、高齢化や過疎化など社会環境が変化するなか、都市部でも大規模住宅や高齢者施設で移動販売のニーズが高まっていることから、専用車両を使用し、「地域買物コミュニティ」の実現を目指している。市内では泉区内の高齢者施設などや磯子区の上笹下地区内6カ所でルート巡回販売を実施している。
9月の4日間は、食料品のほか、ティッシュなどの販売も予定されている。今回はテスト販売と位置付けらており、売上状況を見ながら10月以降も継続するか否かが決まるという。
グループホームひかりでは「地域住民の困り事の改善に少しでも協力できれば」とし、齋藤純一同連合町内会長は「地域にとって長年の課題だった。この取り組みは私たちにとってとても有難いもの。今後継続をしてもらうためにも、多くの人に買い物してほしい」と話している。
移動販売に関する問合せはグループホームひかり【電話】045・392・6283。
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