戸塚消防団所属の小島顕治さん(51)がこのほど、団活動以外の時間に東京都品川区で人命救助をしたとして、東京消防庁消防総監から感謝状が贈られた。それに併せて戸塚消防団の団長表彰、岸信行戸塚消防署長からの表彰式も行われた。
都内在勤の小島さんが勤務先の近くで歩いていたところ、AEDの音を聞きつけたため、現場へと急行。男性が倒れており、付近の保育園で看護師を務める女性など3人が、AEDの操作と胸骨圧迫を施しているところだった。胸骨圧迫は負担が大きく、交代で行うことが推奨されるため、小島さんはすぐに協力を申し出たという。その後、心臓マッサージを施していると救急車が到着。病院に搬送された傷病者は一命をとりとめた。
「勇気が大切」
戸塚消防団第一分団所属の小島さんは、AEDの使い方を団員などに教える「応急手当指導員」だ。地域で救命講習なども行うなど、日ごろから「技術ではなく声をかける勇気が大切」と伝えてきた。だからこそ今回の人命救助について「当たり前のことをしただけ」と話し、表彰の話が出た際も「本当は辞退したかった」という。
一方で戸塚消防団が現在、団員不足に悩んでいることもあり、「少しでも広報・周知になれば」と話を受けることに。今後も同様の場面に出くわした際は「当然のこと」としてまっすぐ救助に向かうと話していた。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>