エフエム戸塚で月曜日から金曜日の午後5時から6時55分まで生放送でオンエアーされている人気番組「イブニングステーション」。金曜日を担当するのが、ドラァグクイーンで歌手のMISIAさんなどの振り付けも行う枝豆順子さんだ。本紙では枝豆さんに番組のやりがい、今後の抱負などを聞いた。
--番組を担当してどれくらい経ちましたか。
「1年半くらい。最初の半年はコロナで戸塚には来られずリモートだったんです」
--戸塚の印象は?
「神奈川県出身なので、戸塚は学生時代から知っていました。でも上陸したのはイブニングステーションで初めて。ちょっと怖いのかなと思っていたんですけど、のんびりしていて、安心して人が暮らせる街ですね」
--番組は音楽中心ですか?
「Jポップだけかけます。ラジオのパーソナリティーは夢でした。枝豆順子を起用するエフエム戸塚、すごい!肝が据わっている」
「はぁ〜」と力抜ける存在に
--主に男性が派手な女装をして、パフォーマンスをするのがドラァグクイーンの定義です。枝豆さんはなぜドラァグクイーンに?
「歌手を目指していましたが喉を壊してしまって。その後新宿でゲイバーのママをやっていたんです。でもこのままではダメと思って、踊りの仕事を始めました。そのうち振り付けを覚え、ある仕事がきっかけでドラァグクイーンになりました。メイクをしたら違う自分になれる感覚があって。これでもっと人を楽しませたいと思いました。一生懸命頑張っている人に、『はぁ〜』って力を抜いてもらう存在でいたいんです」
--「枝豆順子」の命名の理由は。いい名前ですよね。
「ドラァグクイーンさんって、横文字が多い。そんな中、漢字だったら目が絶対止まるじゃないですか!『枝豆』って誰もが知っている言葉。居酒屋、コンビニもエダマメパンがある。いつも思い出させてやろうと(笑)」
MISIAさん振り付けも
--MISIAさんなど、数多くの有名人の振付もされています。
「一昨年の紅白にドラァグクイーンとして出演のオファーが来て現場に行ったら、実は振り付けなど全部やらなくてはいけなかった。それがきっかけとなり、いろんな仕事につながりました」
--イブニングステーションでやってみたいことは。
「地元の人と接したいですね。スーパーのおばちゃんとかをゲストに呼んで話したい。だから早くコロナが収束してほしいんです」
--最後に今後の夢を。
「わりと行き当たりばったりの人生だったんですけど、ドラァグクイーンとして経歴を積んで、演出家、ステージングディレクターとして、面白い舞台を作りたいですね」
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