南舞岡在住のジェイコブス晶さん(17)=写真下(提供)=が男子プロバスケットボールBリーグ1部(B1)史上最年少選手として、今季から横浜ビー・コルセアーズに特別指定選手として加入している。出番はまだないが、元来所属するユースチームとの両立に意欲を燃やし、「チャンスを頂いたので活躍できるように頑張らないといけない」と語る。
生後間もなく渡米
横須賀市出身。家庭の事情で生後間もなくアメリカにわたり、バスケットボール好きの母親の影響で4歳ごろから競技を始める。ユースチームを渡り歩きながらプレーし、転機は2年前。新しい高校で、「それまで周りの人と合わなかったけど、ここは違った」。チームとしては負け続きだったが、コーチやチームメイトと協力することで徐々に勝ち星をあげ、最終的にディビジョン5というカリフォルニアの地区優勝をするまでに。「学校のみんなも応援してくれて本当に楽しかった」
しかし昨年、新型コロナウイルスの影響で学校がストップ。バスケもすることができなくなり、プレー環境を求めて昨年末に帰国を決断。毎年夏に過ごしていた祖母がいる南舞岡に移り、今年1月に横浜ビー・コルセアーズのユースであるU18への加入を果たした。
「世界に通用するように」
「スピードが速く、次の一手を考えながら動いており、声を出さずにチームが勝手に動いていて、やっぱり違う」。加入間もない2月ごろに初めてトップチームの練習に参加し、レベルの差を痛感。しかしその後はアメリカで行ってこなかったという筋力トレーニングなどにも挑戦し、「こっちにきてからレベルを上げたと思う」。
7月に行われたユースチームの試合では1試合43得点29リバウンドの記録を残した。ユースの白澤卓ヘッドコーチは「世界に通用する選手として育成していく。ハンドリングの技術もあり、特にアウトサイドシュートを得意とする」と評する。
シューティングだけでなく、2mの長身を生かしオールラウンドに動けるのが持ち味だ。ジェイコブス選手は「ユースもぜひ応援に来てほしい。トップにはまだ入れただけで結果を出せたわけではない。練習を頑張り試合で活躍したい」と意気込みを語った。
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