県政報告 120 コロナ関連情報を開示せよ 神奈川県議会議員 北井宏昭
未知のウイルス発生と言われて丸3年、壮大な社会実験が行われてきたと私は考えます。
当初から各現場は混乱し、対応が行き当たりばったりになったことは致し方ないと感じます。それは、県内はおろか世界中にコロナ対策の専門家は存在しなかったということ。マスメディアに登場する「コロナの専門家」も、人々を安心・安全に導くよりも、不安にさせがちで、結果的に評論家のような存在です。
結局何を信じていいのか判らない情報の氾濫が、いたる所・様々な場面で分断を生みました。
データはあるはず
とは言え今後は、これまでの間に相当のデータが蓄積されたことでしょうから、むやみに不安をあおらない客観的データと科学的エビデンスを示した上で、合理的なウィズコロナの社会設計を行わなければなりません。必要なのは、現実に存在するデータです。
ワクチンについては、厚生労働省も安全性をPRするものの「安全宣言」ではないことと、mRNAというこれまでには存在しなかったワクチンゆえに、その是非についてはいまだに議論が尽きません。そこで私は知事に質問趣意書を提出。
ワクチンのベネフィット(プラス効果)とリスク&ダメージ(マイナス効果)のデータ・情報を、個人個人の傾向に合わせて提供せよと提言。
マスクについて行政が『屋外のマスク着用は原則不要』と発信しても、ここまで慣れてしまった人々が、マスクを外すことは容易ではありません。マスクの脱着に関しても、より具体的かつ県民が理解しやすく、納得出来るデータと情報を提供するよう求めました。
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