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コロナ感染防止の観点から学校の給食時の黙食が始まって久しい。戸塚公会堂などで公演を開く朗読グループ「NPO法人声物園」(吉川雅子理事長)は児童が"孤食"に陥らないよう、小学校に自作の朗読劇CDの寄贈を行っている。人の声が紡ぐ物語に触れることにより、子どもの豊かな感情の育成を目指す。
小学校の教諭を務めている、吉川理事長の友人から「黙食中に児童に聞かせる朗読CDを作ってくれないか」との相談を受けたことがきっかけ。賛同した吉川理事長はクラウドファンディングや寄付を呼びかけ、2枚組のCD500枚を約1年前に制作した。CD1枚に3分から8分程度の物語12話を、声物園のメンバーが朗読劇形式で録音。イソップ寓話の「アリとキリギリス」「金の斧」や一般から募った物語を収録している。
これまでに市内外の小学校や学童、放課後キッズクラブに200枚を寄贈。この取り組みを要望した教諭は「黙食中に少しでも子どもの楽しみが増えればと思い、お願いした。初めて耳にする言葉に興味を持っている子どももいる。想像以上の効果があった」と話す。児童からは「ちょっと難しいところもあるが、楽しみながら聴いている」と好評だ。
人の声は個性
声物園は演劇活動や地元ラジオ局でパーソナリティを務めていた吉川理事長が、友人の声優や俳優、演出家に声をかけ、「物語を届ける」をコンセプトに2020年に設立。5人の理事を中心に現在は50人以上が参加する。昨年は上倉田町のフォーラムで小学生向けの会、戸塚公会堂で戦争と平和を考える公演を開催した。吉川理事長は「人の声は唯一無二。朗読には個性がはっきりと現れる。それが素晴らしい。子どもへの朗読は感情の表現の仕方を伝え、大人には癒しになる」と活動の意義を語る。希望者にCDをプレゼントする。問い合わせはinfo@seibutsuen.jp。
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