第105回全国高校野球選手権記念大会で優勝した慶應義塾高校。その中で注目を集めたのが一番打者の丸田湊斗選手(3年)だ。小学校時代は戸塚区内のチームに、中学校時代は横浜泉中央ボーイズ(泉区)に所属していた。
丸田選手に注目が集まり始めたのは今夏の神奈川大会。プロ野球でも活躍した清原和博さんの次男・勝児選手(慶應高2年)にメディアの注目が集まる中、清原勝児選手と丸田選手のツーショットがSNS上で話題に。丸田選手はその端正な顔立ちと高校球児には珍しい色の白さから「美白王子」や「慶應のプリンス」として一躍人気を集めるようになった。
「最初に会った時は色白で、大丈夫かなと思ったが、俊足、強肩、長打。すでに三拍子揃っていましたね」。そう振り返るのは横浜泉中央ボーイズ(泉中央B)の宇野和之監督だ。
小学校時代は戸塚区の南舞岡スカイラークスに所属していた丸田選手。日限山中学校(港南区)に入学する直前に、体験練習で泉中央Bのグラウンドを訪れた。
シャイでクールな性格
「頭も良くて、当時からプリンスでしたよ」と宇野監督。「なんでもさらっとこなす。ファインプレーをしても一人涼しげ」
中学では2年時からレギュラーの座を掴んだ。夏には全国大会出場を経験。3年春の大会も出場権を得たがコロナで中止になってしまった。
高校では当初、野球を続けないつもりだったという。成績もよかったため、県内の公立進学校への進学を視野に入れていたが、周囲からの助言もあり慶應高で野球を続けることを決めた。
決勝で初回本塁打
今夏、慶應高が勝ち進むにつれ、丸田選手の注目度も上昇。そんな中で迎えた決勝の仙台育英高戦では、開始早々の初回に本塁打を放った。
夏の甲子園決勝での先頭打者本塁打は史上初。宇野監督は「注目される中で、いきなり本塁打。ゾクゾクした。また、2打席目が彼らしい。1打席目はスライダーを打ったから、今度はストレートを狙い打ち」とプレーの見事さに目を細めた。
丸田選手はU―18の日本代表にも選出。8月31日から台湾(台北)で行われる「第31回WBSC U―18ベースボールワールドカップ」に出場する。日本の初戦は9月1日のスペイン戦だ。
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