この春から泉消防署の署長に着任した 阿部 英弥さん 和泉中央北在勤 49歳
役割究明し地域と歩む
○…この春から初の署長職として泉区に。本部での勤務が長く、久しぶりの現場に緊張感をにじませつつも「消防車が好きだから、近くで働けるのはうれしいな」と笑顔を見せる。着任後、意識し始めたのは、消防署が地域と一緒に歩むこと。「地域の人から意見を取り入れて仕事をすることで、自分も署長として成長できる。まずは関係づくりから始めたい」と背筋を伸ばした。
○…旭区出身。大学在学中に、近所の親しい知人から誘われて消防団に。多世代で構成された団員と交流を深めながら、熱心に訓練や警備に取り組み、その意欲のまま入庁した。消防署員という立場から改めてまちの安心安全に寄与し、約3年後に本部へ。異動先で出会った先輩からは「できない理由ではなく、できる方法を考えろ」と教えを受け、得意のパソコンを活用した業務の自動化や、留学で培った英語力で国外の警備体制調査など、力を発揮してきた。
○…市総務局にも出向し市庁舎の建替えにも携わった。より良い職場環境をつくるため、オフィスレイアウトや健康的な働き方などの考案に貢献した。「市庁舎の経験を生かして、良いものを作りたい」と2023年新設の消防本部庁舎にも尽力。完成を見届けた。「どんな経験が後でプラスになるかわからないから、常にやれるならやってみようという気持ち」
○…妻と3人の子ども、愛犬と暮らす。DIYが趣味で「先日は息子と床下にもぐって水漏れ箇所を探索した」と撮影した動画を見返しながら笑顔。歴史好きな一面もあり、消防署も地域の歴史の一つと考えている。「先人たちが現場で築いてきた信頼によって、今の泉消防署がある。この場所での自分の役割を見つけたい」
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