第106話 戸塚区誕生・一町七村とは とつか歴史探訪
昭和14(1939)年の"戸塚区"誕生は、今の戸塚区・瀬谷区・栄区・泉区の四区を含んだ、大きないわゆる"戸塚鄕"一町七村でした。一町は、現在の矢部町・吉田町を含む戸塚区戸塚町。それでは、七村はどこだったのでしょうか。
●中川村:現在の戸塚区上矢部・名瀬・秋葉と、泉区の岡津・阿久和町辺り。
●川上村:戸塚区の舞岡・柏尾・前田・川上・品濃・平戸の広範囲な一帯。
●豊田村:戸塚区の上/下倉田・栄区の金井・田谷・長尾・飯島・長沼の一帯。
●本郷村:栄区の笠間・小菅ヶ谷より東側辺り。
●大正村:戸塚区の深谷・原宿・汲沢・俣野・影取・小雀の一帯。
現在でも、大正小学校・大正団地などに名を留めます。
●瀬谷村:瀬谷区から阿久和地域を除いた辺り。
●中和田村:今の泉区に繋がる一帯。
相鉄線いずみ中央駅近くの「中和田村役場跡地公園」の碑には、
"明治22(1889)年市政及び町村制の施行により、鎌倉郡の一部、中田村、和泉村、上飯田村、下飯田村の四か村が合併して鎌倉郡中和田村が誕生、明治34(1901)年四月、この小高いこの地に、中和田村役場が建設された"
とあります。
戸塚区となった後、昭和26(1951)年、戸塚区役所中和田出張所と改称され、昭和61(1986)年、泉区が誕生するまで行政事務が執り行われました。
今でも、中和田小/中学校など多くの施設に中和田の名は使用されています。
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